シャープペンシルの選び方
使用用途に合っているか、そして使いやすいかどうか・持ちやすいかどうかなどといったポイントに注意して選びましょう。
通常の使用(勉強や練習)であれば0.5mmが無難です。替え芯の種類も豊富なので一番重要な芯の交換に困りません。イラスト目的であれば0.3mmがラフなどの下書きを書く時に便利です。
軸は太軸もしくは低重心タイプのものであれば、長時間書いていても疲れにくくお勧めです。
芯の濃さを使い分ける場合は、ノックボタンのところで表示切替出来るものを選ぶと便利です。
細かいポイントは以下の通りです。
①使用する芯と合っているかどうか
使用する芯の太さが決まっている場合は、まずここがシャーペン選びでの最大の注意点です。0.5mm用のシャーペンだとそれ以下では芯が止まらずそのまますり抜けてしまいますし、逆に太いと出てきません。使用する芯が決まっている場合は、それに合わせたシャーペンを購入しましょう。
逆にシャーペンに合わせる場合は、気にする必要はありません。
②耐久性は問題ないかどうか
学生さんとかだと使用頻度が高いので、物によっては結構劣化して使い物にならなくなることがあります。
落下とかは落ち方とか運次第なところもあるので省きますが、持ち手の部分がゲルやラバー製の物はあまり長持ちしません。プラスチックや金属製の物に比べると劣化が早いです。消耗品だと割り切っているなら問題ありませんが、そうでない場合は金属製(もしくは金属+プラスチック)が耐久性に優れています。
金属製は使い続けていると若干錆び臭くなる…のとプラスチックは日に当たるところに放置すると劣化が早まる点には注意しましょう。
お勧めメーカー
上記四メーカーの中から選べば大きく外れるということはありません。ただ敢えて言うならばゼブラさんはボールペンは強いですが、シャーペンに関しては他の三社に若干の遅れをとっているというか方向性が若干違う感じです。
製図用と紹介されているものならステッドラーというメーカーのシャーペンもお勧めです。(長時間作業を想定している作りになっているので製図用は基本低重心の疲れにくい仕様になっています)
筆者はシャーペンに関してはぺんてる党なので、一番お勧めのメーカーと言われるとぺんてるをお勧めしますが、あくまで好みの問題なのでお金に余裕があれば、色んなメーカーのものを購入して試しに使用してみることをお勧めします。
通販で購入する際はヨドバシカメラさんがお勧めです。他の通販サイトとは違い一本単位から買えることが多く、種類も豊富です。
芯の太さ別お勧め
0.3mm
ぺんてる
シャープペン スマッシュ 0.3mm Q1003-1N ブラック
製図用シャープペンシルを元に開発されたシャーペンです。芯の硬度(濃さ)の表示を切り替える機能も搭載されており、状況によって芯を使い分ける人にお勧めのシャーペンです。0.5mmのものもあります。
硬めのラバーグリップが採用されているので、割と安定して持つことが出来ます。また本体重量が軽いので重いタイプの製品が苦手と言う方にお勧めです。
シャープペン グラフギア500 0.3mm PG513
一部に金属(真鍮)を使用しているので若干他のモデルに比べ重量がありますが、製図用タイプのシャーペンが好きな方にお勧めのモデルです。先端が細いので手元が見やすいのが特徴です。0.5、0.7、0.9mmのものもあります。
シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1003 0.3mm
芯の硬度(濃さ)の表示を切り替える機能も搭載されており、状況によって芯を使い分ける人にお勧めのシャーペンです。
安定感があり非常に書きやすいシャーペンです。筆者は文字用よりはイラスト用に使用しています。
ゼブラ
シャープペン テクトツゥーウェイ 黒 MAS41-BK 0.3mm
本体を振るだけで芯が出てくる機能が付いています。嫌いな方は機能をOFFすることが出来、普通のノック式のシャーペンとしても使えます。
低重心タイプで長時間の作業でも疲れにくいシャーペンです。
パイロット
シャープペン ドクターグリップ Gスペック 0.3 ソフトブルー HDGS-60R3-SL
太軸タイプのシャーペンです。人間工学に基づいて制作されており、グリップ部は外側が硬く中が柔らかい二重構造グリップになっているので、安定しつつも疲れにくい作りになっています。
また振るだけで芯が出てくる機能もついています。
三菱鉛筆
シャープペン クルトガ 0.3 シルバー M34501P.26
芯が自動で回転し、常に均一な芯先を維持してくれるタイプのシャーペンです。0.3mmであっても同じ角度で書き続けていると若干のムラが出来ますので、そういったことを嫌う人や作業に向いたシャーペンです。
シャープペン ユニアルファゲル スリム 0.3 ロイヤルブルー M3807GG1P.40
グリップの部分にアルファゲルを採用している指が疲れにくいタイプのシャーペンです。
筆者は0.5mmのタイプを使っていますが、金属製の物に比べ本体を支えている指が疲れにくいように思います。
0.5mm
ぺんてる
シャープペン グラフギア1000 PG1015 0.5mm
金属製のシャーペンです。
軸がアルミ、グリップはシリコンゴムと真鍮が使用されています。
重さは20gとプラスチック製などに比べると下手をすれば倍近い重さがありますが、余程こだわりがある人を除けば、そこまで気になるような重さではありません。
ぺんてるさんの良いところはどのシャーペンも基本芯の硬度表示(濃さ表示)があるところですね。
例に漏れずこちらも対応しています。
クリップ部分が鉄なので長期間使用していると若干錆び臭さなどが気になる人もいるかもしれませんので、そこだけ注意が必要です。
0.3、0.4、0.7、0.9mmの芯の太さに対応した同タイプのシャーペンもあります。
ゼブラ
シャープペン デルガード 0.5 ブラック P-MA85-BK
芯折れ、芯詰まり対策に特化したシャーペンです。ですので割と荒っぽく使う人や、学生さんとかにお勧めのタイプの製品ですね。
パイロット
ドクターグリップ Gスペック 0.5 フロストソフトブルー HDGS-60R-RSL
太軸タイプのシャーペンです。人間工学に基づいて作られており、学生時代からドクターグリップを愛用している方にお勧めの一品です。
三菱鉛筆
シャープペン クルトガ 0.5 ブラック M54501P.24
尖った芯を均一にしてくれる機能を持ったシャーペンです。三菱鉛筆さんはこのタイプのシャーペンに強い印象があります。筆者もクルトガを使用していますが大雑把な人には非常に便利です。
普段使いであれば是非お勧めしたいシャーペンです。
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