文字上達 初心者向けアドバイス 本当に字が下手な人向け

想定

本記事は以下のレベルの方向けのアドバイスです。
中級者や上級者には参考にしない方が良い部分もあるので注意して下さい。

・今まで文字の練習や習字等の習い事を一度もしたことがない・ほぼしたことがない。
・人からこんな文字では読めない。汚い文字などと言われた経験が幾度もある。
・市販の教材では上達が見込めなかった。

 補足として市販の教材が悪いわけではありません。ただ本当に文字が下手な人は市販の教材だと練習量が足りない・レベルが高すぎるため上達を感じることが中々難しいです。

 また本当に下手な人は子供みたいにゼロから始めるどころかむしろマイナスから始める感じになるので、一週間とか一ヵ月程度の練習では全然練習量が足りません。

最初はとにかくお手本を見ながら文字を書く

 最初はコツとか細かいことは一切気にせず、ただただお手本。自分の理想とする文字をよく見ながら真似て書きましょう。下手な間はコツを気にしたところでその通りに書く事が出来ません。

 それにコツはこうだからとお手本の書き方を無視することにも繋がります。覚えていて損はありませんが、最初の内はコツを意識して書く必要はありません。

 コツを意識するのはある程度文字が綺麗になって更に伸ばしたい時、中級者くらいになってからにしましょう。

最初から練習しすぎない・楽しい練習をする

 最初は一日15分程度の練習で十分です。

 それでも無理なら5分とか10分でも構いません。

 いきなり1時間とか2時間やるのは一時的には可能でしょうが、最初のやる気というのはそこまで継続しないものなので、一週間もすれば無理になって練習を止めてしまいます。

 そうなると何の意味もないので、一ヵ月、一年と継続して出来る現実的な練習時間でやる様にして下さい。

 内容もいきなり小難しい漢字とか曲線ばかりの筆記体など、難易度の高い文字から手を出さない方が良いです。

常用漢字あ行11プリント1
ひらがな50音3(縦書き)プリント3

 どうしても必要でそれ以外やる気が出ないと言うのならやっても良いと思いますが、最初か簡単でなるべく楽しく興味を惹かれる内容や文字から練習していきましょう。

 プリントで練習するとしても無理に全部やる必要はありません。嫌だなと感じる部分はやらずに、好きな部分だけやるのでも十分効果があります。

定期的に練習する

 可能であれば週3回。一回15~30分程度を目安に継続的に練習することお勧めします

 慣れてきたらもう少し頻度や時間を増やす感じにすると、割と無理なく継続して練習することが出来ます。ただ筆者みたいに一日でも練習を休んだらサボるようなどうしようもない性格の人は、5分でも良いので毎日練習することをお勧めします。

 どうしても練習する時間を確保出来ない人は、娯楽の時間を削る等の努力をして下さい。

 筆者もそういう時期がありましたが、どうしても時間が捻出出来ない。忙しい。という意識になる場合は、その時の自分において文字が上手くなりたいという意識のレベルが低いので、そういう場合はやらずにまた時期をみた方が良いかもしれません。(そういう時はやったとしても大抵三日坊主になる)

 人によって練習の続きやすいタイミングというのがあるので一概には言えませんが、基本的にゲームなどの娯楽をする前にやる。と決めた方が続きやすいです。

 逆に言えばゲームの後やアニメや映画鑑賞後、仕事終わり、就寝前など疲れていたり、時間が無いなど何か自分に言い訳出来るような状況になると、続けにくくなるので注意しましょう。

ターゲット(狙い)を絞る

 日本語はとにかく文字が多いので、最初はひらがなだけやる。カタカナだけやる。などターゲットを絞って下さい。手を広げすぎるとその分各文字の上達が遅くなるので、挫折の原因に繋がります。また上達も感じにくいです。

 お勧めはひらがな・カタカナ・数字のいずれか一つからやると良い感じです。

 それは漢字に比べて簡単だからという理由が一番大きいです。
 比率から言うとひらがなの占める割合が圧倒的に多いので、効率を求めるならひらがなからが一番いいですが、不器用な自覚のある方はより簡単なカタカナや数字から始めましょう。

 カタカナもしくはひらがなだけにターゲットを絞れば、それなりに真面目に練習に取り組んでいれば、一部の文字は一週間から一ヵ月程度で上達が実感出来るくらいになれます。

練習記録を残す

 練習したもの(ノートやプリント)などは必ず残す様にして下さい

 理由は、記録がないと自分の成長度合いの確認が難しく上達が実感しづらくなるからです
 モチベーションの維持などにも繋がるので、特段理由がない限りはなるべく練習した物は残す様にして下さい。

 練習記録は一週間や一ヵ月など決まった期間で見直す癖をつけておくと、上達の実感だけでなく自分の不出来な点にも気づけるメリットがあります

 上達が実感出来ない人はただ文字を書いているだけ。ターゲットが分散しすぎている。練習頻度や時間が少なすぎる。場合が多いです。

 特に慣れてくるとただ文字を書くという作業になりがちになるので、注意しましょう。

上達を感じられなくなったら

 最初は下手な分、上達を感じやすいですがある程度上手くなると、中々上達を感じることが難しくなってきます。文字練習に限らずスポーツやイラスト関係などにも言えることですが、そうなったら別のアプローチ、方向性から攻めていくことが必要になります。

 ひらがなやカタカナ数字や英語などしか練習をしてこなかったら、いよいよ漢字を練習する番。みたいな感じですね。一つのお手本で満足出来なくなったら他のお手本を参考にしてみる。などといった方針も良いと思います。

 試しに文字を書く時のコツ(横棒の角度を上げる)などを参考にしてもいいかもしれません。他には上手な人の書き方や書く速度などを、動画や実際に見て参考にするのもいいでしょう。

 単純に実力不足な場合もありますが、大抵の場合は同じやり方では上達を感じにくい段階に達した場合は、別のやり方を試してみると上手く行く場合が多いです。

 文字は絵に比べれば単純ですが、それでも上手くなろうと思ったらそれなりに時間がかかります。才能がある人以外は一ヵ月とか半年とかでもそうそう上手くなれるものではないので、年単位で時間を掛けて少しずつ上達していくものだと思って、継続して練習するようにして下さい。

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